Way of my life.

心たゆたうまま、まるまると生きる

心を動かすもの

今日は雨。

溜まってた洗い物をようやく片付けた。

そんな気の乗らない時に家事をする時は、だいたい音楽をかけながらやる。

気分転換になるし、余計な事を考えないし(考えたい時は考えるが、、)、何よりサクサクと作業が捗る方が多いので。

そんな時の選曲は様々ですが…今日は、久しぶりにSam Smithを聴く。

いやぁこの人の歌声はいつもいつも素晴らしい。。涙

 

そんな時にいつも思うのは、音楽の力はとても大きいという事。

鳥肌の立つような旋律や情感豊かな歌声に、自分の心がいとも簡単に揺さぶられてしまう事が、たまに怖いなと感じることもある。でも怖いけど嬉しいもので。心は嬉しがっているのだけれど、、、あ、怖がっているのは頭か。

おぉう、相変わらず怖いと感じる自分発見。

持っていかれるのが怖いわ。

心もとないのが不安なのね。(←これも頭が不安がっているのね。)

 

「感動」

という言葉は、「物に深く感じて、心を動かすこと」。

動く、ことを心もとなく感じなくていいのよ。

そう頭ではわかっているのだけれど、いざ、心の揺らめきを感じるとドキドキする。

 

そんなことを感じながら、キッチンの棚を拭きながら思い出したのは、

茨木のり子さんの詩『自分の感受性くらい』。

最初の出会いは高校生の頃だったかと思うけれど、その時とても感動したのを覚えていて。

数年前、毎日が辛かった頃にふと思い出したので読んでみたことがあった。その時はとても厳しい言葉に感じて、グサグサと刺さりまくり読むのが苦しかった。でもダーダーと泣いた。

また今日思い出したのにも、自分には意味があるのだろう。

だって、また刺さるもんね。

まだまだこの詩と共に生きて行くのだわ。

 

・・・

 

自分の感受性くらい

 

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな

みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが 

ひよわな志しにすぎなかった

駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ

 

 

・・・

 

 

自分の感受性くらい

自分の感受性くらい

 

 

茨木のり子詩集 (岩波文庫)

茨木のり子詩集 (岩波文庫)