Way of my life.

心たゆたうまま、まるまると生きる人のお話

底の泥

これ以上、落ちたくない。

止まりたくない。

どうしよう。

もう二度と、這い上がれないかもしれない。

誰か、誰でもいいから、ここから助けて欲しい。

1人ではどうすればいいかわからない。

どうしよう。どうしよう。

 

これを全部やめてみた。

諦めてみた。

落ちてみた。

止まってみた。

這い上がらない、と決めてみた。

助けを、手を伸ばさない、と、決めてみた。怖いんだけどね。

1人でもいいや。と思ってみた。

 

そうすると、とても楽だった。

底の底で ただ横たわっているだけ。

底では 足が、身体が、ついているから、安心だったよ。

底にはふかふかの泥があって 

泥と一緒に

ふわふわ 揺られて ゆらゆら 漂う

 

これでいいのか?

どうなってしまうのか?

怖いけれどね

どこまでも落ちていけば

いずれ 底にたどり着いて

底の泥が 私の全てを 受け止めてくれる

この泥は とてもあたたかいよ

 

ここまできたら 大丈夫だよ

あとは

泥の上で ただただ 待つだけ

気がつけば

いつまにか抜けているよ